藍色日記

誰かが好きな自分はきっと自分が好きな自分

ピンドラ映画を見た話(後編)

どうも、いろです。

 

「劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM[後編]僕は君を愛してる」、観てきました!

 

今回も今回とて、さまざまな理由から

初日仕事後凸しなくては!となり、

チケット取る日は色々あって0時チャレンジができないので、

500円払ってシネマサンシャインのアプリ入れるか?と云云悩んでたんですが

日頃の行いが良いからか、後ろから2列目のセンター席が取れました、やったね!

(後から調べると、今回の上映シアターは広いため後ろから2列目以降は横の余白が目立つからあまりお勧めできないんだとか)

 

今回もいつも通り、

なぜか映画の上映時間を過ぎてから席に着くという

デートだと確実に怒られるプレイをしました。

(前回より30分も上映時間遅いのに)

 

ムビチケを持ってたので、わざわざ紙のチケットを発行しなくても入場はできたんですけど

職業柄か、わざわざ遅れるのにチケットを発券しましたね

その日に見たよ!ってことが物理的に残るのが好きなのかもしれません

 

 

 

以下ネタバレを含みます。

 

 

 

 

 

今回の会場はシアター3だったので、前回よりも移動が少なく

広いシアターだったので満足

問題の余白も、そこまで気にならなかったです

(黒っぽいシーンが多くて、ピンドラは独特のピクトグラムで表すシーンが多いから

逆に黒い余白が多い方が迫力があるかもしれないです)

 

前回のブログにも書いたように

多分後半は家族とそれぞれの登場人物の話がメインになるんだろうなぁと踏んでいたので

やはり最初から苦手なゆりさんの過去が出てくるのはいたしかたない。

ゆりさん多蕗さんは、いかにも毒親って感じがしますよね

今思うと、学生組と大人組はそこも違ってたのかぁ。

そう思うと、陽毬と冠葉はともかく、

晶馬は、何から選ばれなかったんだろうか、、?

リンゴは冠葉のところにあったから

神様からかなとも思うんですけど、

晶馬が失ったものはあっても、

選ばれなかったものと言われると難しいかと、、

(ご両親も事件を起こすまではいたし、事件によって両親がいなくなったことが神から選ばれなかったとしたら、その次元においても他の主人公たちとの差が大きいのでは)

 

やはり今回もタイトルコールの出し方が

最高でしたね

OP映像もちゃんとあったし

だからこそ、前編の冠葉みたいに

陽毬もしっかりと晶馬に言ってほしかったかな。と。

私はすっかり忘れてたんですが、晶馬はアニメ版でもちゃんと苹果ちゃんに言ってたんですね

それがそのまま今回のタイトルになっているのは

やはりちょっとモヤモヤするけど

(僕ってことは多分晶馬くんの視点だよね?)

 

冠葉くん、晶馬くんは本当の意味で

愛してる。ってちゃんと言われてる?って

少し疑問になりました

だから最終的に、2人は透明な存在になってしまったのかも

 

後編は正直、ハッとするほどではなかったです

多分、アニメで毎週がクライマックスみたいな

超絶怒涛の展開を週おきにハラハラさせられながら見ていたからだと思います

後編は家族に視点が当てられているからこそ

自分の生活を振り返る1週間が欲しかったのかもしれないです

 

あと、アニメの終わり方で私の中ではかっちりと収まってしまったので

劇場版の終わり方はしっくりこなかったのかも。

生まれ変わりと言っても、パラレルではなく

同じ次元で全ての子供たちが揃う。というのも

話の文脈的に合わなかったのかもしれないです。

 

これは個人的な解釈なのですが、

東京タワーがちょくちょく出てくるの、

これは事件があった地下鉄から(その当時で言えば)目につく建築物だったからじゃないかなと思うんですよね

その東京タワーも今では寂れてきていて

その哀愁漂う感じもまた好きなんですけど

 

職場がちょうどすぐそのそばで

新カットでは、あぁここわかるなぁ。ってなった時にふと思いました

職場にも被害に遭った人は運ばれたらしくて、

病室からタワーを見てたのかな、なんて

 

映画を見てる途中でエヴァとの比較が浮かんで

エヴァは、選ばれた子供たちなんですけど

だからといって幸せな展開にはならなかった気がするんですよね

選ばれたはずなのに、残れなかった子供たちは

何が足りなかったんだろうか、、

(ここは曖昧なので、違ってたら怒ってください)

 

ここまでずっと追ってきた作品が

後編が上映され、きちんと終わりを迎えるということで

これ以上はこのお話も、物語の彼ら彼女らも

続かないのだと思うと、一気に寂しさとか

喪失感を感じました

自分が生まれる前の事件が元になってて

その場所で今自分が生活している。と思うと

とてもふわふわした気持ちになります

 

ここまで色々考えたり

自分なりの考察を述べた作品も

あんまりないので

本当に素敵な作品に出会えたなと思います

 

幾原監督、並びにスタッフの皆様

輪るピングドラムに出会わせてくれて

ありがとうございました

 

いろ