お久しぶりです、いろです。
今回は珍しくお仕事の話を。
先日、日本医学図書館協会の分科会(総会|日本医学図書館協会 (jmla1927.org)
に参加させていただきました。
そこでの話を少し。
近年は、一般の人も医療情報に触れる機会が増え、
そうした情報は格段に手に入れやすくなりました。
その一方で、情報に対する教育(適切な情報の見極め方や情報拡散行動など)は追いついていないように感じます。
そのよい例(悪い例?)が、新型コロナウイルス感染症でのインフォデミックでしょう。
医療情報が身近になることは、利用者の知識を深めることに役立ち、より良い(人生)選択をすることにつながるため
エンドユーザー向けシステムが発達していくことは好ましいと思います。
PubMedでもMeSHを使わなくても高い精度で検索出来たり、
そもそもPubMedではなくGoogleやほかのデータベースを勧める手引書もあるようです。
エンドユーザーが使いやすくなるということは、
そのうち司書の手を頼らなくても、利用者自身が検索ができる、
つまりは文献検索としての司書はいらないのか・・・?
という話になります。
文献検索の仕方をレクチャーしている身としては
利用者が検索の仕方をマスターしてくれることはうれしいですし、
時間や場所の制約がある司書に頼るよりは、頼らなくていい方が利用者にとっても絶対良いです。
でもそういうと、
「司書ってぶっちゃけいらなくない?」
となる気もします。(悩ましい)
そんな時に目からうろこだったのがこれ!
「医学系研究をわかりやすく伝えるための手引き」の作成に当たって(井出 博生) | | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院 (igaku-shoin.co.jp)
ここでは、よく目にする医療用語をどれだけ一般の人がわかっているか、どういう誤解をしているかを提示し、
よりわかりやすく伝えるにはこう言い換えたらどうでしょうかと提案しています。
また、ある用語に対する
専門職と一般の人の捉え方の違いにも焦点を当てています。
(面白かったのは、専門職よりも一般の人の方が正しい理解をしていた用語もあるということ)
このように、非専門職の理解や知識が高まっても
専門職は専門職の立場から
「違っている知識は訂正して
正しい知識を増やしていく」
アドバイザーや教育的な立場で
利用者と並走していけばいいんじゃないかなぁと思います。
今回ブログに書きたかったのは
言いかえ集が優秀過ぎて、
もっと早く知りたかったなってことです!
ぜひ一度読んでみて、日常生活にご活用ください!
いろ
p.s. ブログを書いていて、『めだかボックス』に言い換えをするスキルの子がいたなぁと。花嫁編?江迎ちゃんめっちゃ可愛いやつですよね、確か。